クラフトコーラを作ってみました。まさに薬膳ジュース!

クラフトコーラを作ってみました。まさに薬膳ジュース!

桜の季節なのに、いきなり初夏の暑さ。これからの季節にぴったりのクラフトコーラ。

自然派のレストランやカフェで飲んでいたクラフトコーラ。美味しいですよね!レシピは知っていたので作ってみることにしました。飲んでもらいたい人を思い浮かべながら、そして自分のためにも。

手作りのコーラは薬膳の効果もあるので美味しいだけじゃない!効果は最後にまとめました。

誉さん クラフトコーラ

 

有名なコカコーラと違って、手作りのクラフトコーラは飲んでいて罪悪感がなく、スパイスの刺激がとても癖になる飲み物です。

何回か作ってみて自分の好みのスパイスを加減するのが良いかと思いますが、自分としては、甘みは抑えて刺激があるオリジナルコーラを研究中。

お酒の代わりに料理と飲みたいので、それをイメージして進化させていく予定。お酒で言うと、冷えたシャンパンの代わりになるようなコーラになると良いな〜と。

今回はちょっとスパイスは種類多めで、てんさい糖(お砂糖)は少し量が少なめです。本当はバニラビーンズを入れると香りに甘みが出て良いのですが、高価なので私は今回はパス。バニラエッセンスでも代用できますが今回は入れませんでした。

誉さん クラフトコーラ

ー材料ー

【スパイス】

・カルダモン(原形)…24粒
・シナモンスティック…4本
・黒胡椒(粒)…60粒
・クローブ(原形)…24粒
・八角(スターアニス)(原形)…4個
・ナツメグ(原形)…2個
・鷹の爪…適量
  • 国産レモン…3個 ※皮ごと使うので防腐剤を使用してないもの
  • 水…600ml
  • てんさい糖(お好みの砂糖)…200g
  • 生姜…2かけ
  • 炭酸水…適量

ー作り方ー

最初に、てんさい糖とお水でカラメルを作ります。クラフトコーラのコーラの色はこのカラメルで決まります。(が、カラメルにしなくてもあっさりした感じに仕上がります。)

誉さん クラフトコーラ
カラメルにする際、火を止めても余熱で焦げやすいので良い色になったら火からはなし様子を見ながら。
誉さん クラフトコーラ

 

そこに分量の水を入れ、そしてスパイスを入れます。

 カルダモン・クローブはスリコギで潰しておきます。(カルダモンは皮から中身がでるように)

誉さん クラフトコーラ

 

シナモンは折ってから入れます。

 

誉さん クラフトコーラ

 

ナツメグはすりおろしてから 。スパイス全量入れるとこんな感じ

 

誉さん クラフトコーラ
更にレンモンの輪切りと生姜を入れます。レモン汁を最後に入れたいので、半分のレンモンは先に汁を絞ってとっておきます。

 

誉さん クラフトコーラ

そして火にかける。

誉さん クラフトコーラ

沸騰してきたら中火ぐらいで10分ほど煮出す感じ。

あまり煮すぎると香りが飛ぶので10分ぐらい。

誉さん クラフトコーラ

 火を止めて、粗熱が取れたらレモン汁を入れる。

最後にザルでこして余計なスパイスなどを取り除き、完成!

誉さん クラフトコーラ

 好みの量を炭酸水で割って冷やして飲んでください!美味しいので直ぐなくなっちゃう。私ももう何回か作りました。スパイスや砂糖の量なども好みでアレンジしてください!

誉さん クラフトコーラ

 

★入れたスパイス・食材の効果・効用★です。

調べたら効果が素晴らしすぎました!

 

【カルダモン】

:ショウガ科の多年草で和名は小豆蔲(ショウズク)主な生産国はインドとグァテマラ アーユルヴェーダでは最も安全な消化促進剤とされている。

効果・効能① 消化促進

主成分「テルピニルアセテート」が胆汁の分泌を促し、消化を助ける。胃もたれやお腹の張りの改善ほか、腸内にたまったガスを取り除くなど、胃腸トラブルの改善が期待できる。

効果・効能② 抗炎症作用

カルダモンに多く含まれる「1,8-シネオール」には殺菌作用がある。免疫を活性化させる効果もあり、炎症を抑えるのに有効だといわれている。

効果・効能③ 口臭予防

カルダモンの強い香りが強力なニオイ消しになる。肉やニンニク、アルコールを摂ったあとに種を噛むと効果的。

効果・効能④ 呼吸器官の不調改善

呼吸器官の不調に対しても効果。鼻詰まりや咳、痰を抑える。

効果・効能⑤ リラックス効果

香りには緊張やイライラを和らげる効果。心身を温めることから疲労回復にも役立つ。

効果・効能⑥ 発汗作用

血の巡りをよくし、発汗を促す作用がある。汗をかくと、その汗が蒸発するときに気化熱を奪って体温を下げるため、風邪のひきはじめに効果的。


【シナモン】

:クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたもの。漢方では「桂皮(ケイヒ)」と呼ばれ、古代からアジアや地中海地方では血行を助ける生薬として使われてきた

効果・効能① 血流の改善 

冷え性や、冷えからくる肩こり・関節痛・腹痛・下痢・月経痛などの痛みにも効果が期待できる。

美容効果として、クマの防止・抜け毛の防止、コシのある髪の毛に・肌のシワ・くすみ防止・冷えむくみ防止。

補足:体を温めるので、疲れや緊張をほぐしてスムーズな入眠を促す。

効果・効能② 毛細血管の修復

毛細血管の細胞を密着させる受容体「Tie2」を活性化させる作用がある。動脈硬化や糖尿病合併症など生活習慣病の進行を遅らせる効果も期待されている。

効果・効能③ 胃腸の働きを助ける

食欲不振・胃腸のもたれ・胃の痛みなどを改善

効果・効能④ 発汗・解熱作用

風邪の予防や初期症状に効果が期待。風邪のひきはじめの特効薬として知られる葛根湯や桂枝湯にも使われている。

 【黒胡椒】

:コショウ科コショウ属に分類され、インドが原産地

効果・効能① 血行促進

成分のピペリンには血管を広げて血流を良くする働きがある。体の末端まで血が巡るようになり、冷え症の改善に。血行がよくなることで筋肉のこりや筋肉痛の緩和にも役立つ。

効果・効能② 消化機能の向上&食欲増進

12%含む精油成分の香りや、辛味による刺激が胃腸を刺激して食べ物やその消化物を移動させる"ぜん動運動"を活発に。消化を助けるほか、食欲促進効果も期待。

効果・効能③ ダイエット効果

ピペリンが持つ交感神経を刺激する作用によりアドレナリンが分泌され、脂肪分解酵素が活発。血行促進で体温が上がり代謝も活発に、脂肪が燃えやすくなる。

効果・効能④ エイジングケア効果

成分のピペリン、ポリフェノールには酸化を防ぐ「抗酸化作用」が期待できる。肌のハリを保つコラーゲンを体内で産生する際に必要な鉄分も含まれている。エイジングケアに効果的な3つの成分を同時に摂取できる。

効果・効能⑤ リラックス効果

香り成分の「βカリオフィレン」には、神経をリラックスさせ怒りや不安を和らげる作用がある。辛味成分ピペリンには、落ち込んだ気分を上げるホルモン(セロトニン、エンドルフィン)を増やす効果がある。

効果・効能⑥ 抗菌・防腐・防虫効果

細菌の繁殖を防ぐ抗菌・防腐効果に優れている。この抗菌効果は体内でも持続し、体から細菌を追い出す働きもあるといわれている。

【クローブ】

:トモモ科の木、その花のつぼみを乾燥させたもの

効果・効能① 体の内部の冷えからくる不調を改善

胃腸を温め、冷えによる腹痛や、消化不良、しゃっくりなどに効果

効果・効能② 殺菌・鎮静作用

チョウジ油に含まれるオイゲノールという成分に殺菌・鎮静作用。歯痛の局部麻酔薬や、いろいろな場面で防腐薬としても利用されている。

【八角(スターアニス)】

:中国原産の「トウシキミ」という木の果実を乾燥させたもの

効果・効能① 胃腸の働きを助ける

芳香性健胃薬、鎮痛剤、駆風剤、腹部膨張、嘔吐などに効果。

日本薬局方においては、胃腸薬の原料としてよく使われるウイキョウ油の原料に規定されており、胃腸の働きを調える作用がある。

 【ナツメグ】

:インドネシアのモルッカ諸島を原産とするニクズク科ニクズク属の熱帯性常緑樹。果実からはナツメグとメースという2種類のスパイスが得られる。

効果・効能① 胃の健康を保つ

含まれるピネンという成分が胃の働きを正常にし、消化を促進する。

効果・効能② 腸内環境を整える

香り成分であるミリスチシンには、炎症をやわらげたり食欲を増進して消化吸収をよくする働きがあります。また、整腸作用、腸内ガスの排出の促進、下痢や胃障害にも有効であるとの報告がされている。

効果・効能③ 精神を安定させる

芳香成分であるα-ピネンは、マツやヒノキ、スギなどの針葉樹に含まれる成分と同じ、リラックス効果が期待できる。エッセンシャルオイルには、ぬくもりを感じて活力を得ることができる作用がある。

若干の催眠性を持つため、心が落ち着かずに眠れないというときにはナツメグを少し加えたホットミルクを飲むと上質の眠りをもたらす。

 【鷹の爪】

効果・効能① 血行・血流をよくする

効果・効能② 代謝を上げる

効果・効能③ 冷え性の改善

効果・効能④ 脂肪分解を促進

近年では「唐辛子ダイエット」も。脂肪の分解と併せてコレステロール値の上昇を抑える効果も報告されている。

【レモン】

効果・効能① 疲労回復

ビタミンCが豊富で、さらにβ‐クリプトキサンチンやクエン酸が含まれており疲労回復に効果的

効果・効能② 抗酸化作用

メラニン色素の生成を抑えて日焼け予防に効果的。また、体内の酸化を防止し生活習慣病予防も期待

効果・効能③ 粘膜や肌の保護

タミンCは皮膚や骨を構成する重要な成分コラーゲンの合成にも関わる栄養素で、美肌作りに必要。

β-クリプトキサンチンは、体内でビタミンAとして働く色素成分で、皮膚や粘膜を正常に保ち、のど・鼻・消化器の粘膜を守り、細菌の感染を防ぐ働きがある。

【生姜】

 効果・効能① 体を温める

特に加熱した生姜:生姜を加熱すると、ジンゲロールの一部がショウガオールという成分に変化して体を温める効果が高くなる。10分ほど加熱が効果大きい。

加熱によってジンゲロールは強い殺菌作用がある辛味成分「ジンゲロン」に変化。

 乾燥させた生姜:「生姜(ショウキョウ)」と呼ばれる。お腹を中心に五臓を温めて発汗させる作用のある生薬。取り過ぎると体が乾燥するため注意。妊婦やのぼせで熱がある人は控える。

日本最古の医学書『医心方(いしんぼう)』では、生姜は風邪の薬として紹介。

【てんさい糖】

:大根のような見た目をしていることから別名「砂糖大根(サトウダイコン)」とも呼ばれているが、大根ではなくほうれん草等と同じ「ヒユ科」に属する。日本では北海道でのみ栽培。

特徴① 天然のミネラルが含まれている

糖蜜が含まれるので、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、亜鉛等の天然のミネラルが含まれている。

特徴② 腸内環境改善

ラフィノースやケストースといった、天然のオリゴ糖が含まれている。糖類(砂糖)の中ではてんさい糖だけが「オリゴ糖」を含んでいる。ビフィズス菌など、腸内の善玉菌の栄養源になる成分。

腸内のビフィズス菌が増えることで、便秘や下痢の改善などが期待できる。

特徴③ 血糖値の上昇がゆるやかに

てんさい糖のGI値は「65」。中GI値食品のため、血糖値の上昇がゆるやかに。

 

 

 

参考:養命酒だより(養命酒製造株式会社)・ハーブ・スパイス館 小学館・ホクレンHP

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