古本屋はしみじみと楽しむ。出会ってしまった本たち

古本屋はしみじみと楽しむ。出会ってしまった本たち

私は中学高校と東京神田一ツ橋にある学校に通っていたので、古本屋さん街で有名な神保町が近く、古本屋は見慣れた風景でしたが専門書が多くて学生には入りづらさがありました。

最近は敷居が低い古本屋さんをちょこちょこ覗いたりします。お気に入りの本屋さんは、私のオフィスの近く清澄白河にあります。

数軒あるのですがその中で、「しまぶっく」という古本屋さんが何気なく私の好きなジャンルが多いのです。本も絵本も図鑑も色々あるということでしょうか。

まず驚いたのが、フライフィッシングをやる人には有名だけど、一般の人はまず知らない、島崎憲司郎さんの「水生昆虫アルバム」があったこと!フライフィッシャーから見た(魚の目線で見た)水生昆虫のマニアックすぎる名著です。しかも初版本

誉さんのひとりごと

この本があるなんて、、、と私の好感度がぐんぐん上がったのでした!

この本屋さんは地味だけど、本を手に取ると前の持ち主の生活までが想像できるのです。しかもそれは幸せで豊かな生活な気がするのです。

今回私が衝動買いしたのは4冊

誉さんのひとりごと

①Shakeというカクテルの本、これは物の写真が綺麗で、撮り方が新鮮!

自分の撮影の勉強になると即買い。

誉さんのひとりごと

 

②STEPHEN BIESTY’S

INCREDIBLE CROSS-SECTIONS

という、大きな構造物を横割りの断面図でわかりやすく正確に書かれた絵本、驚きます!INCREDIBLE!

誉さんのひとりごと

私がNYのMetropolitan Opera House at Lincoln CenterでLA BOHEME を見た時のその舞台の巨大さに驚いたのですが、(舞台上に何百人かの演者がいて、何階建てかの舞台があって、演奏者がいて…など巨大!)

この本の中にLONDONのOpera houseが描かれていたこと。似てる!その巨大さが!自分の驚きを解明するためにも買いました。

誉さんのひとりごと

他、巨大な建物や乗り物をわかりやすく解体して描かれています。どこにトイレがあるかを探すのも面白いです。

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③地面の下のいきもの

誉さんのひとりごと

これは立っている地面の下の世界を楽しく描いた絵本、

長野に移り住んだ娘に見せようと買いました。

自然が好きだと言いながら、大地の下の土の世界はよく知らないのだろうな〜と。

見えない世界を可視化してくれています。

誉さんのひとりごと

へーそうなんだ〜とずっと眺めてしまいます!素晴らしい。

 

最後の本はこれ

④チーズ図鑑 文藝春秋編

誉さんのひとりごと

これまたひたすら似たようなチーズがずら〜りと説明されている図鑑、

もー見ているだけでチーズが食べたくなって仕方がなくなります。

誉さんのひとりごと

チーズの特徴はもちろん、美味しいカットの仕方やチーズの買い方、保存、食べ方などあるのですが、何となくスパルタ的な教えが面白い。googleで検索やAIなどない時代らしい、昭和的というか、良いのです。

例えば…

チーズの買い方、保存、食べ方

買い方:

① いい店に行くこと。いい店とは、いい店主といい店員 がいる、清潔、その場で切り分けてくれる(専門店なら 当然だが)品数が多い店が、すなわち、いい店とはかぎらない。

②場数を踏む。目をきたえる。目で買って舌で味わう。 近道はまずない。慣れることだ。そのうちに目と舌との関係がわかってくる。自分のチーズ物差しができれば楽しみは拡がる。

③必要量を買う。食べ頃を買うのがよいが、保存する場合は、どのくらい保つかを、「いい店」でたずねる。賞味期限を明記してあるものは表示にしたがう。脱水のきいた硬いチーズ(コンテ、エメンタル、カンタル系、トム、 ピレネーの“羊”など)は切り身の大きさにもよるが、比較的保存がきく。よく熟した“山羊”も保ちがいい。パック入りはすすめない。その場で切り分けた身より、殆ど例外なく味が落ちる。

保存の仕方:

①要はチーズを乾燥と窒息から守ること。理想の場所は 涼しく暗い所、冷蔵庫など。できるだけ風味を損なわな いように保存するために、タイプによって庫内の棚を変 えたい。目安として、フレッシュは0~4℃、加熱して圧したものは6~10℃、他は3~6℃。

それぞれのチーズはパラフィン紙、軽いロウびきの紙(チーズ店で使用)に包み、密閉容器に入れる。

食べ方:

①少なくとも食べる30分前に室温に置き、香りや味を開 かせる。冷蔵庫から直通は禁物。塩水の濡れ布巾をかけ て乾燥を防ぐ。

②切り方は、ケーキをカットする要領で、チーズのおいしさを平等に分かつ。各人に、皮と身が、身の外側と中心部が公平にわたるように切り分ける。(p.221参照)

③各人にはナイフとフォークを用意する。チーズにはフ ォークを使わないというが、フォークで食べる人も多い。 皮は取り除く。つい食べてしまう皮もある。白カビ(カマンベール、ブリなど)は皮ごとを好む人もいる。食べて害はない。

④何種盛り合わせるか。フランスの家庭の日常は2種から3種。タイプの違ったものを組み合わせる。レストラ ンでは、タイプ別に数種盛り合わせてすすめるから、2、 3種を選ぶ。もちろん、10種の盛り合わせで10種食べても不作法ではない。盛り合わせにはチーズナイフを添える。

⑤ パンとワインを用意したい。「パンを食べるにはチーズ、チーズを食べるにはバン、そしてどちらにしてもワイン だ」とフランス人はいう。食べ頃のチーズ、パリッと焼 けたパン、いいワインは三位一体。食卓の素晴らしい仲間たちだ。

とても当たり前のことが書かれている、本質を。しかしなかなか一筋縄ではいかないことが書かれていて、でも最後はハッピーエンド。

そう!この「食べ頃のチーズ、パリッと焼 けたパン、いいワインは三位一体。」は素晴らしい。私は人生最後に何を食べるか?と考えると、この三位一体か、

炊きたてのご飯、焼きたての鮭、温かいお味噌汁、梅干、卵焼き、の五位一体とどっち〜?とつくづく悩むのでした。。。

誉さんのひとりごと

それにしてもチーズの名前は難しい。ワインソムリエの資格を取った友人が言っていた、ワインよりチーズソムリエが何と言っても難しいと。

まず名前からして覚えられない〜

ラミ・デュ・シャンベルタン

プヴォローネ・ヴァルパダーナ

フロマージュ・フェルミエブルビ

シェヴール・フェルミエ・デュ・シャトーニヴェール

フランス語がわかると理解も早そうですが、

あ〜難しい〜

でもチーズはとても美味しそう♡

誉さんのひとりごと

今回は衝動買いをしすぎたので諦めたのですが、次は辰巳芳子さんの昔の著書を購入しようと思っています。立ち読みしたときに、干し肉の作り方などがかいてありました!興味深い!まだ残っているかな?

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