今年は10月の初頭に阿寒湖へ
落ち葉で釣りにくくなる秋。釣り人はまだ多くなかったけど、水温が十分に下がっていないので岸から釣るにはなかなか難しいコンディションの中、時折幻想的な風景を見せてくれる阿寒湖。
霧でホワイトアウトした阿寒湖
釣り場へ向かう途中の渡船から。朝です。
段々と霧も晴れ、虹もでたり!
美しいです。
フライフィッシングはのんびりした釣りとは違って、状況によってラインやリーダー(総称して釣り糸)を変えたり、フライ(鳥の羽や動物の毛などで作った擬似餌)を変えたりとなかなか忙しい。そのような時、岸で作業していると色々な発見があります。
落葉した葉っぱの間から青い虫。それとナナカマドの赤い実のコントラストが美しかったので思わず撮影。
後で調べたらメノコツチハンミョウという羽が退化した昆虫で、怒ると死んだふり、そして体節から黄色い毒液をだすとのこと。これに触れると赤く爛れるので注意。昔はこの虫を乾燥させてすりつぶして毒を作り、暗殺に使ったとか使わないとか。。。
触らなくてよかった〜
そしてふと横にある木を見たら、あれ?「もしかしてこれヒグマの爪の跡じゃない!!」と震える。
立って両手で木を抱えて、ガシガシガシ!っと爪痕を残したのでしょう。
何をする際についた爪痕か?調べても、なわばりを主張してつけることはほとんど書かれてないのですが、あまりにも美しい爪の並びには、木を登るためとは考えにくい。専門家に見てもらいたい。
定期的に笛をピーピー鳴らして、彼らとかち合わないように釣りを続けました。
釣れた虹鱒。フライはクーパーと沈むキールのストリーマー
ロッドはBeulah 13'2" 7WT バックがないので静かにアンダーハンドキャスト
釣り以外にも多くの経験ができる10月の阿寒湖ですが、逃した魚も大きかった。そこまで寄せてきて、外れた、切れた、が3回。隣の師匠がのけ反っていました。
阿寒湖の大きな虹鱒に対してリーダーも0Xか1X、どうしてものベタ凪だけ3X
こんなに太いリーダーなのだから、自信を持って合わせよう!(自分へ)
釣った後のフライのチェックは怠るな、切れるぞ。かかったらガンっ!と合わせろ!追い合わせしろ!決して竿を立てるな!(自分へ)
も〜今回の痛い教訓です。
それでもフライフィッシングは楽しい!また向かいます。
もご覧ください。